離婚したらパスポートの変更も必要?

こんにちは、函館の行政書士 小川たけひろです。

離婚すると、それまでの生活が一変してしまいます。生活そのものが変わってしまうのはもちろんですが、それに伴い、様々な手続きを要するものがたくさんあります。住民や戸籍の変更に比べれば、優先度は小さいかもしれませんが、パスポートの変更手続きもそのひとつです。今回は離婚後、パスポートに必要な手続きを説明したいと思います。

1.離婚でパスポートの変更が必要な場合

離婚をした場合、パスポートの記載事項の変更手続きが必要になる場合があります。それは、氏名・本籍・性別・生年月日に変更があった場合です。

性別、生年月日の変更というケースはほぼないと思われますので、ここでは省略します。

①氏名に変更があった場合

離婚して旧姓に戻した方は記載事項の変更手続きが必要になります。

②本籍地の都道府県が変わる場合

本籍地の都道府県が変わる場合は記載事項の変更手続きが必要です。

しかし、本籍が変わっても、それが同じ都道府県であれば、変更手続きは必要ありません。たとえば、北海道でいえば、本籍地が函館から札幌へ変わる場合には、パスポートの変更手続きは不要です。

また、離婚により、引っ越しなどをされる方も多いと思いますが、現住所の変更の場合はパスポートの変更手続きは不要です。

2.離婚後のパスポートの変更方法

次に離婚後、パスポートを変更する場合の方法を見ていきましょう。

方法としては次の2つの方法があります。

①新しくパスポートを作る(切替申請)

氏名や本籍などに変更があり、有効期限内のパスポートを所有している方は、既存のパスポートを返却し、新たにパスポートの発給申請(切替申請)が可能です。

この申請をするのに必要になるものは、

・一般旅券発給申請書

・パスポート用の写真

・現在持っている有効期限内のパスポート

・6か月以内に発行された戸籍謄(抄)本(氏名や本籍の都道府県に変更があった場合)

②現在持っているパスポートの有効期限を引き継ぐ場合

現在持っているパスポートの有効期限を引き継ぎたい場合は、現在持っているパスポートを返却し、「記載事項変更旅券」の発給申請をします。

この申請をするのに必要になるものは

・記載事項変更用の一般旅券発給申請書

・戸籍謄本または戸籍抄本(氏名・本籍に変更がある場合)

・パスポート用の写真

・現在所有する有効期限内のパスポート

離婚をして、実家に戻っている(住民票の都道府県とは違う都道府県)間にパスポートの変更手続きをしようと考えている方は、一定の要件を満たせば実家のある市町村での申請が可能です。

その際は、上記の必要書類の他に

・居所申請申出書

・申請の6カ月以内に発行された住民票・居住証明書または居住宛ての郵便物(水道料金や電気料金など公共料金の請求書等)も必要となります。

3.離婚後すぐに海外に行く場合には注意が必要

離婚直後に海外渡航を予定している方は注意が必要です。例えば、まだ結婚している間に海外旅行を計画して、航空券を購入していたような場合、その後離婚をしてパスポートの変更手続をおこなっていたために、航空券の氏名とパスポートの氏名が一致せず出国できないといったケースがあります。

このように、せっかく楽しみにしていた海外旅行が出来なくなることを避けるためにも、旅行が終わってからパスポートの申請をおこなうのがいいでしょう。

また、パスポートの発給申請してから受け取りまでは1週間程度の日数が必要となります。また、年末年始やゴールデンウィークなど休日が続くような期間は、受け取りまでさらに時間がかかります。

このため、旅行の手配をしている場合は、早めに手続きを進めましょう。

 

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