「親族と不仲」だけで離婚できるか?

 

こんにちは、函館の行政書士 小川たけひろです。

愛があれば障害なんてどうってことないのが恋愛時代です。でもいざ結婚となると二人だけの問題では片づけられないこともでてきます。特にやっかいなのが嫁姑問題。夫婦の間はうまくいっていても、義父母や親戚関係の問題で夫婦の間もギクシャクし始め、いつしか離婚を考えるように……という話も珍しくないようです。

しかし、夫婦の一方が義父母やその親戚との折り合いことを理由に離婚することができるのでしょうか?

 

1.性格的に合わない!だけでは離婚できない

義父母との不仲を理由に離婚を求め、他方の配偶者がそれを拒否した場合、単に祖父母と“性格的に合わない”などの理由だけでは、裁判所に離婚を認めてもらうことはかなり難しいようです。(こちらもあわせてお読みください「法定離婚原因

そのため、義父母との不仲によって、夫婦関係が修復不可能となり、これ以上結婚生活を継続していくことが難しい状態(民法770条第1項)該当すると認められることが必要になってきます。

具体的には、妻が夫の義父から暴力を受けていたり、義母から日常的に嫌がらせやいじめを受けていたような場合、夫がそのことを知っているのに、見て見ぬふりをしたり、そのような状態を改善させようと努力しない状況が続き、妻が夫のとの結婚生活を継続していこうとする意思を保持していけない状態になっているようなケースでは、“婚姻関係が破綻している”と考えられ、離婚が認められる可能性があると思われます。

 

2.離婚できるかどうかは夫の対応しだい

ただ、夫が状況改善のために積極的に何らかの努力をしたり、妻の心情に寄り添ってくれたりとか、また、なんとか結婚生活を維持していこうと強く望んでいるようなケースでは、婚姻関係は、修復・継続可能な状態であり、婚姻関係が破綻したという状態とはいえず、離婚が認められないかもしれません。

そのため、離婚が認められるか認められないかは、夫が積極的に夫婦関係の修復を図ろうと努力していたかどうかが大きなポイントとなると思われます。

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