財産分与の話し合いの前にしておくべきポイントと取り決め時期

こんにちは、函館の行政書士 小川たけひろです。

離婚を決意したときに、取り決めるべきことはたくさんありますが、特に財産分与に関しては、話し合いがまとまらず、こじれてしまうことも少なくありません。今回は、財産分与について、話し合いを少しでもスムーズに進めていくために、やっておくべきポイントと財産の分け方、話し合いの時期などについて解説していきます。

 

1.財産分与の話し合いは時間もかかるしモメやすい

離婚に際して、財産をどのように分けるかは、夫婦で話し合って決めることができます。

しかし、話し合いをしてもスンナリ解決することが難しいことも少なくありません。

婚姻期間中の“貢献度”や離婚後の生活をイメージして話し合うことになりますが、考え方の食い違いが起こり、話し合いが上手くいかなくなることが多いのです。

 

2.話し合いをする前にしておくべき7つのこと

そこで、話し合いまでにしておきたいポイントとしては、

  • どのくらいの割合で財産を分けるべきか
  • プラスとマイナスの財産それぞれの洗い出しと整理
  • ②をもとに、どの財産を要求するのか優先順位付けする
  • 相手が要求しそうな財産を予測する。
  • ④が自分の要求と被った場合、譲歩できるものとできないものを整理する。
  • マイナス財産をどのように分けるのか
  • ①~⑥を踏まえ、対象財産に最終的な順位付けをする

こういったことを事前にしておくと話し合いがスムーズに進むかもしれません。

 

3.財産の分け方

財産分与のやり方としては、次のような方法が考えられます。

  • 財産を売却してその代金を分ける
  • 分割できない財産(例 自動車、ペットなど)を自分がもらう代わりに相手に相当の金銭を支払う
  • 家と土地など不動産は妻に、株式などは夫など、物ごとに分ける

 

4.話し合いは離婚前に

財産分与の請求は、離婚が成立してから2年以内という制限があります。そのため、まずは早く離婚したいという思いから、何も取り決めせずに離婚してしまう方も多くいらっしゃいます。

ですが、いったん離婚してしまうと、相手方と連絡が取れなくなってしまったり、「もう赤の他人なんだから、応じられない」などと話し合いを拒否されてしまう場合もあります。

また、財産分与の手続きまでの期間が長ければ、相手方が財産を処分してしまったりして、本来受け取れるはずだった財産を失うことになってしまうかもしれません。

財産分与に関しては話し合いが長引くことも多いのですが、できる限り離婚前にしっかり取り決めを行っておくことが重要です。(取り決めしていなかった財産分与や養育費を、離婚後に請求できるか?」もあわせてお読みください。)

 

5.取り決めしたら公正証書を作成しましょう

話し合いがまとまったら、公正証書などの文書を作成しておくことをおすすめします。

分割払いで金銭を支払ってもらうようなケースでは、後々

支払いが滞ってしまい、生活が立ち行かなくなる可能性もあります。

こうした万一の場合、公正証書があれば、裁判所に申立てて、相手方の給与を差し押さえてもらうことが可能です。

 

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