単身赴任が離婚の引き金になることも・・・

こんにちは。函館市の行政書士 小川たけひろです。

 

職場の人事異動でしかたなく単身赴任になり、それがきっかっけとなって、離婚に至る夫婦がいます。家族との生活を支えるために、仕方なく離ればなれの生活になってしまったものの、いつのまにか夫婦の間がすっかり冷え切ってしまい、ついには離婚を決意することに・・・。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?

単身赴任から離婚に至る場合、不倫などの不貞行為やパートナー不在の常態化などが離婚の原因になることがあります。

不貞行為から離婚になってしまうケース

単身赴任により、パートナーがそばに居なくなってしまうと、誰しも淋しくなるものでしょう。そういった状況で、パートナー以外の異性と出会ってしまい、不倫関係になってしまうというケースは珍しくありません。

パートナーが傍にいるわけではないので、周りの目も気にせず、どんどん深入りしてしまい、いつのまにか、パートナーよりも身近で大事な存在になり、離婚を決意してしまう。

パートナー不在の常態化

また、パートナーが居ない生活が続くと、それが当たり前の状態になってしまいます。最初は淋しかったのに、そんな気持ちもいつの間にかどこかへいってしまい、だんだん相手に対する愛情も薄れてきてしまいます。

そうなると、最初は毎日、電話やインターネットでしていた会話や報告も減ってしまい、そういうことでなおさら、お互いが希薄な存在になっていってしまいます。

ここまできてしまうと、もうすっかりパートナーが居ないことが「日常」になってしまい、たまに帰ってくると鬱陶しさや違和感を感じるようになってしまいます。そして、もはや、夫婦として生活していくことが困難になってしまいます。

そして、このような状況に拍車がかかってくると、法定離婚原因の1つである、悪意の遺棄に該当してしまい、いざ、離婚裁判となった場合、決して安くはない慰謝料を支払うことになってしまうかもしれません。

悪意の遺棄に該当するかどうかは、たとえば、人事異動による単身赴任は、自分から進んでの別居ではないので、それ自体が悪意の遺棄に該当することはありません。

しかし、単身赴任中に数か月も連絡しなかったとか、生活費を送らなかったなどという場合は、悪意の遺棄に当てはまる可能性があります。

単身赴任から離婚に至るには、必ず原因があるので、極力、そういった原因を作らないことが重要です。

たとえば、

・毎日電話やネットなどで会話をするようにする

・土日やまとまった休日には可能な限り家に帰るようにする

・子供の日常や学校行事などの写真や動画を送る

・誕生日や結婚記念日などの特別な日を忘れない

など、仕事や家のことが忙しくてついつい、おろそかにしてしまいがちですが、お互いへのちょっとした思いやりや気遣いを忘れないようにしましょう。

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