愛情が無くても離婚しない “仮面夫婦”を演じ続ける理由(ワケ)

夫婦のなかには、すっかり愛情が冷めてしまっても離婚しない、いわゆる“仮面夫婦”と呼ばれる夫婦が意外といるようです。このような“仮面夫婦”でいる理由はどのようなことが挙げられるのでしょうか? また、仮面夫婦は、その後どのような結末にたどり着く傾向があるのでしょうか?

 

“仮面夫婦”の主な特徴

① もはや2人に愛情はない

② 子供を交えて会話するが、夫婦2人きりでの会話はしない

③ お互いの行動に関心がない、関心をもたない

④ 親戚、同僚や友人など家族以外の前では仲の良い夫婦を演じる

⑤ 生活費を渡す、家事をするなどの基本的なことはしている場合が多い

 なぜ“仮面夫婦”になってしまうのか?

パートナーの浮気や借金など大きな問題が原因で夫婦関係が悪化してこのような状態になってしまうケースから、別段、こういった大きな問題はなくても、たとえば、付き合ってる当時や新婚時代には気にならなかった、パートナーのちょっとした癖や習慣、気遣いの無さが妙に気になり始め、それがいつしか嫌悪感すら抱くようになってしまい、ついには仮面夫婦となってしまう夫婦もいます。

仮面夫婦に多いのが、夫婦で話し合ってきたけれど、結局わかり合えなかったり、こういった不毛の喧嘩を繰り返すことに疲れ、諦めの気持ちだけが残り、信頼関係も失われてしまうといったケースが非常に多いのです。その結果、夫や妻としての役割はこなすけれども“相手のことを思ってしている”という気持ちではなく、単に、日常の生活を“義務”のようにこなしているだけという状態に陥ってしまいます。

 こんな状態でも離婚しない理由

ここまで夫婦関係が悪化してしまったら、離婚という選択肢もあるのに、踏み切れない現実があります。その大きな理由としては、やはり“子どものこと”を一番に挙げる方が多いようです。子どものためには夫婦関係は冷めきっていても、お父さん、お母さんが揃って一緒に暮らしているほうがいいという考えです。

他には、離婚後の経済状況を考えると離婚ができないケースも多いようです。また、世間体の問題もあります。そして、離婚について話し合ったり慰謝料養育費財産分与など離婚条件を決めたりすることがそもそも面倒であったり、そういった話し合いで、さらに精神が消耗してしまうことを避けたいとの気持ちから、パートナーを単なる“同居人”と割り切ってしまえば楽という考えにいたる夫婦もいます。

仮面夫婦にはこんな状態で我慢しているよりも、さっさと離婚や別居してしまう場合と、どちらが子どもや自分達夫婦にとって都合よくかつ楽にいられるのかを冷静に考えた末に、仮面夫婦という道を選択している場合があるようです。

 “仮面夫婦”がたどり着きやすい結末

では、夫婦間がすっかり冷めてしまい、子どもだけで繋がっている夫婦は、将来的にどのような結末を迎えやすいのでしょうか?

もちろん、夫婦によってさまざまであり、一概にこうなるとは言えませんが、仮面夫婦がたどり着きやすい結末として、“熟年離婚”があります。仮面夫婦の場合、互いに“執着”が子どもに向いてしまう傾向が強く、その子どもがある年齢になり、巣立ってしまうと、寂しさや脱力感から、何事に対してもやる気を失ったり、不眠や鬱症状を訴える方などもいるようです。

そして、こういった子どもが巣立つタイミングで夫婦間にも変化が起こりやすくなります。子どもが巣立つと、自分の時間が増え、じっくり考える時間も増えます。すると、「このままでいいのだろうか?」と、自分の人生や夫婦の意味をあらためて考えはじめ、別居や熟年離婚をしてしまうケースも少なくありません。

 夫婦、家族の在り方を今一度考え直してみる

しかし、熟年離婚には、様々なリスクや不安があることも十分考慮して決断すべきです。突発的な行動を取ってしまい、後悔することのないよう、再度、夫婦関係、子どもを含めた家族の在り方について、今一度考えてみることも必要なのではないでしょうか。

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